- ホーム
- ペットの病気辞典
犬がかかる病気 dog disease

-
下痢
犬の下痢にはさまざまな原因があります。
古くなったフード,普段食べ慣れない物,油分が多い人の食べ物,中毒を起こす食物を食べたことによる場合や、新しいフードに急に切り替えた場合、
また、 引っ越しや家族構成の変化,季節の変わり目や気温の変化,工事や悪天候による大きな音など環境による場合があります。
下痢・嘔吐が続く、元気や食欲がない、便の色や匂いがいつもと違うなどの症状が見られる時は、内臓の病気、腫瘍、感染症なども考えられます。
-
皮膚病
皮膚病になると、脱毛,フケ,痒み,発疹などの症状が出ます。
掻く、舐める、噛むことによって症状が悪化します。
細菌感染や、食物,植物,カビ,ノミ,ダニなどに反応するアレルギーが要因です。家の中の清掃、夏場の温度調節、皮膚を清潔に保つことなどを心がけ、家でこまめに体のチェックを行いましょう。
また、ホルモンの病気でも皮膚の異常が現れます。
左右対称の脱毛、毛が薄くなる、皮膚が厚ぼったくなる、黒ずむ等の症状がみられます。 -
僧帽弁閉鎖不全症
(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)高齢の小型犬に多い心臓病です。
心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁(血液を送るために開いたり閉じたりする働きをする弁)が閉じにくくなる病気です。
初期には症状がなくても、聴診した際に心雑音があって分かることがあります。進行すると、喉につかえるような咳をしたり、興奮時に倒れたりします。
さらに重症化すると、肺に水が溜まり呼吸困難になる肺水腫など命にかかわる疾患となりますので、定期的に検診するなど、
しっかり管理をしましょう。
猫がかかる病気 cat disease

-
猫風邪
猫風邪はヘルペスウイルスやカリシウイルスなどに感染することで発症する上部気道感染症です。
ウイルス性鼻気管炎はヘルペスウイルスが原因となり、くしゃみ,鼻水,発熱,結膜炎,よだれの症状がみられます。一度感染すると、症状が改善してもウイルスが体内に残り、免疫が落ちたタイミングで再発します。
カリシウイルス感染症はくしゃみ,鼻水,口内炎の痛みによる食欲低下,よだれ,口臭が強くなるなどの症状が出ます。
どちらも混合ワクチンで予防できますが、100%ではありません。
くしゃみの飛沫やグルーミングで感染するので、猫同士の接触は気を付けましょう。人にうつることはありませんが、人が感染している猫に触れ、その後に別の猫に触れることによって感染することもあります。
特に子猫や高齢猫は免疫が低いので重症化することがあります。 -
膀胱炎・尿石症
排尿回数の減少または頻尿,尿の色の濁り,血が混ざる,匂いがきつい,排尿痛などの症状があげられます。
これらの症状に加えて、尿にキラキラした部分が見えると膀胱結石が疑われます。水分不足、生活環境のストレス、食事成分の偏りなどの条件が重なることにより結晶ができ、
徐々に集まっていくことで結石になります。
この結晶や結石が尿道に詰まることによって排尿ができずにいると、尿毒症や腎不全を引き起こします。
結石を溶かすためには、下部尿路結石対応のフードに切り替え、おやつを与えないようにしましょう。
また、給水場所を増やし、新鮮な水が飲めるようにしましょう。 -
腎臓病
腎臓は尿を作り、体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に出したり、ホルモン分泌を行っている臓器です。
慢性腎不全は、猫の老齢期での発症が多く、死亡率が高い病気です。
初期は無症状でも、徐々に多飲多尿になり食欲が低下し、進行すると体重減少、嘔吐、貧血の症状がみられます。
さらに悪化して尿毒症になると、元気がなくなり、嘔吐や下痢の他、痙攣などの神経症状を起こすこともあります。通院して点滴をしたり、水分を多くとって脱水を予防し、体内の老廃物の排泄を促し、進行を防ぐ治療をします。